わが旅館は赤城山中の谷間にある秘境温泉宿です。時代に取り残された宿と云う表現が一番似合っているかも知れません。古びた上に、オーナー夫婦自身が後期高齢者と言う価値の無い古道具の様な・・・それにも増して館内は乱雑に置かれた得体も知れない多国籍のガラクタの山々・・・和・アジア・アフリカ・・・オーナーの趣味は古材の収集とそれ等を利用して、自らヘボ大工になりリニューアル作業をするのを生甲斐と・・・女房殿がそれらに興味を持たない事に救われこれ幸いと・・・彼女は料理を作るのを楽しみにしているだけかも・・・そんなオンボロ湯宿ですので御覚悟を持ってお越し下さい。温泉はぬる湯ですが極上です、ただし風呂場と設備はオンボロです。お客様の評価は極端に真逆ですがこれだけ変わっていると・・・真逆の評価を楽しみに聞きながら残る余生をビバ人生って楽しく生き様と・・・